●笹のみどりと赤い血
パンダの主食でもある笹や竹。笹と竹の違いは、笹の場合は成長した後も竹の子の皮が節に残り、竹の場合は落ちてしまうと言います。なるほどです。
笹の成分として注目を集めているのが、多糖類のアラビノキシラン(アラビノースとキシロース)の作用による、血液の浄化と免疫力の向上です。それとタンパク類、リグニンの制がん効果などが挙げられるでしょう。
笹のみどりが、私たちの赤い血をきれいに浄化してくれる。なんとも素晴らしい自然の恵みでしょう。
●包めば長持ち
そうですね、笹の葉や竹の皮には抗菌作用があることを先人たちは知っていました。チマキや笹団子は笹の葉でくるむことで日持ちが良くなり、おにぎりなど竹の皮で包み携帯すると、ご飯が饐(す)えることがないのです。
蔵王温泉の名物、稲花餅(いがもち)は、今でも一年中本物の隈笹の葉を使用しています。
深いみどりの笹の葉の上に、餡をひそませた白い餅、黄色く染めた餅米を数粒のせ、三つ並べた姿は彩りもきれいですごく可愛いですし、美味しいんです。ほんのり笹の香りなんかもして。
●笹の竹の子
初夏の野菜の中でも、旬の竹の子は人の体に《気を通す》と言われています。
しかし、竹の子は美味しいのですが、成長が早く栄養面では偏りがあるようです。
孟宗竹(モウソウチク)などの場合はアクが多いため下処理を良くしなければなりません。具体的な話になりますけど、マグネシウムが多くカルシウムが少ないため、食べすぎると肩こりや吹き出物が出たりします。(ことにアレルギー性の病気、たとえば気管支喘息・アトピー性皮膚炎・リウマチ・皮膚病などに良くないものですから食べすぎにはご注意下さい)
この点、新鮮な「笹の竹の子」はアクも少なく、柔らかくて美味しいです。さらに栄養面での欠点を補うために、昔から、「笹の竹の子」に海藻のワカメなどをいれてカルシウム不足を補ったりしていました。私が好きなお料理を挙げるとしたら、ニシンと一緒に炊き合わせをしてみたり、油揚げや糸こんにゃくなど多めに入れたタケノコご飯、サバの水煮缶を入れたタケノコ汁(味噌味)などかな。これらは私の初夏の楽しみの一つです。
竹の子には、やる気を高めるチロシンというタンパク質に含まれるアミノ酸が豊富に含まれています。孟宗竹を下茹ですると、節の隙き間に白いモコモコとしたものが入っていたりしますが、それがチロシンの結晶化したものです。
これはそのまま料理することが大切です。洗い流ししたりしたらもったいないですよ。水煮のタケノコでもチロシンの量はほとんど変わりありません。また、アスパラギン酸という疲労回復物質も多く含まれていると言われていますね。
つまり竹の子には、倦怠感を克服しやる気を引き出す薬効が期待できます。もちろん、竹の子料理だけで病を治療できるわけではありませんが、精神的なストレスを解消したり、お仕事の上でなんだかやる気がわいてこないなぁという時は、いい食材かもしれません。
そう言えば、傘の形って竹の子に似ていますよね。あれっ、もし水玉模様の竹の子があったらどうしましょう。今度八百谷さんで探してみようかしら…ウフッ(^^
まめ知識「笹と竹の違いって?」
笹イネ科タケ亜科の植物のうち小形のものの総称。タケに比べ丈が低く、稈(かん)は細くて生長後も竹の子の皮が残る。全国の山地に群生し、また観賞用に庭や公園に栽植。葉は粽(ちまき)や和菓子を包むのに用い、茎はパルプや細工物にする。果実は食用。メダケ・ヤダケ・アズマザサ・クマザサ・ミヤコザサ・チマキザサなど種類が多い。
竹イネ科タケ亜科の常緑木質植物のうち大形のものの総称。一般に小形のものはササと呼んでいる。熱帯やアジアの温帯に多い。地下茎を広げて繁殖し疎林を作るものと、稈(かん)が密生して株立ちになるものとがある。稈の節の部分から枝を出し、披針形の葉をつける。花は小穂につき、開花すると全体は枯死するが、開花の周期は非常に長い。また出始めのものは筍(たけのこ)と呼んで食用にする。稈は竿にしたり、建築・器具・楽器・工芸品の用材などとして広く利用される。モウソウチク・ハチク・マダケなど。
|
■関連記事1【パンダに関する一般情報】
パンダに会いたいその気持ちと同時に、パンダを守りたい気持ちを大切にしてください。
http://homepage1.nifty.com/~xiongmao/info.html
■関連記事2 私のオススメ【ササヘルス】
「ササヘルス」http://www.daiwaseibutu.com/ |
熊笹エキス100% 体調の優れない方や、口臭・体臭が気になる方などに、葉緑素・多糖体・リグニンなどの有効成分を豊富に含んだ、熊笹(隈笹とも)エキス100%の医薬品・ササヘルスをお勧めいたします。 |
【効能・効果】 |
口内炎、口臭、体臭除去、疲労回復、食欲不振 ササヘルス(熊笹抽出液100%)は、保存料・添加物などは一切含まれていない天然100%の医薬品です。開栓後の保存は冷蔵庫でお願いいたします。 |
笹多糖体エキスの成分分析表(成分など詳しく説明しています) |
●「笹の竹の子ご飯」簡単レシピ
【まぜご飯】
≪材料≫お米、笹の竹の子(細竹) 、油揚げ、糸こんにゃく、人参 |
【作り方】 |
1. |
細竹の穂先に斜めに包丁入れ、皮をむき水に浸しておきます。 |
2. |
お米を普通に研ぎ、薄口しょうゆ・日本酒・塩少々で味を調え、分量の水を足して1時間ほど置いておきます。 |
3. |
皮をむいた竹の子を斜め切にし、油抜きした油揚げの細切り・下茹でした糸こんにゃく(適当な長さに切る)、人参の千切りをのせ、サラダオイルを小さじ1杯を入れ、電気釜のスイッチを入れます。 |
4. |
炊き上がりましたらかき混ぜて、茶碗にもり、山椒の葉を点もりにして食します。 |
|
他に、「天婦羅(てんぷら)」なども美味しいです。
▲上へ戻ります