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家庭の薬膳

薬剤師:斎藤まゆみ

「特別リポート」

講習会漢クロウ薬局主催の「第1回健康の集い」が平成18年10月29日(日)午前11時から、山形市蔵王温泉ホテル松金屋アネックスの別館・研修室で開催されました。
参会者は50人。定刻に同薬局の斎藤まゆみ店主の司会で幕を明け、講演のテーマは、「アンチエージング(抗加齢)、見た目も身体も10歳若返るために!」というもので、講師は、「湧永製薬 学術部課長 獣医学博士・農学博士 山崎毅 先生です。
先生は東京大学農学部大学院卒で生命科学で博士号をとり、米国のロマリンダ大学での研究を経て湧永製薬に 入社、キョーレオピン拡販のため世界12カ国を駆け回った方です。先生は、ドクターKの異名を持ち、Kにはキョーレオピンとカラオケの二つのKを含むという愉快な話も披露され、講演の中では外国でも好評を得たと言う「知床旅情」を歌って拍手喝采を博する場面もありました。

満員の研修室内は終始明るく、ユーモア溢れる話術に魅せられた2時間でしたが、特に印象深かったのは「人間の寿命は、125歳」という話でした。人間の身体的成長期は25歳までだが、哺乳動物の寿命は成長期の5倍、即ち125歳と言うもので、ギネスブックにも載ったフランスのカルメンさんが実証したとのことでした。
“125歳”まで私は生きる!(ソニーマガジンズ刊)を書いた渡辺弥栄司氏(弁護士・88歳)は、85歳で司法試験に挑戦し一発合格した人だそうで不老の手本と言えましょう。
現代はストレス社会と言われ、イライラ・食欲不振・不眠・体がだるい・集中力低下・成人病等が多発しております。これらを克服するには「4つの原則」を励行する必要があるとのことでした。
その原則とは、気分転換・体力増進・バランスのよい食事・滋養強壮剤の4つだそうです。
脳梗塞や心筋梗塞になり易いメタボリックシンドロームは、内臓肥満に軽い高血圧と軽い高血糖、それに軽い高脂血症のうち2つ以上が加わると成立するということでした。
また、上記の4つを「死の四重奏」と呼ぶそうで恐怖感を禁じ得ませんでした。
肥満を防ぐには、◎カロリーを控える、◎必要な栄養素を補給する、◎運動する、の3要件があることも学びました。運動が寿命を伸ばすこともグラフを見て得心しました。ドクターKのユーモア溢れる健康の話は、聴衆を引きつけて後半に入り、10歳若返るためには日頃から「心と食事と運動のバランス」を考えて生活することを強調されたのです。

そして最後に「運動は寿命を伸ばす」データをグラフで示すと共に、いくつかの運動療法を全員で行いましたが内臓脂肪を減らす運動療法の一つ、「肛門締め運動」が特に印象的でした。誰にも気付かれず、しかも簡単にできるこの運動を毎日続け元気でイキイキと過ごしたいものです。健康長寿の秘訣である「長寿者の食生活の特徴」は、我が家でも早速実施することにしました。

1. 腹八分目で止めて食べ過ぎない
2. 完全な米の依存型ではない
3. タンパク性食品、特に魚介類、卵、肉、大豆及びその製品の摂取頻度が高い
4. 緑黄色野菜の摂取が多い
5. 海藻類を好む
6. 植物性油を用いた料理を好む
7. 食品の好き嫌いは少ない
8. 料理の味付けは普通または薄味のものを好む
9. 特別な食事でなく、家族とほとんど同じ物を食べている
10. 時間を決めて規則的に食べている。いかがでしょうか?

『笑う門には福来る』を念頭に、毎日を明るく元気で過ごしましょう。

リポーター:齋藤與三郎


【参加者の声1】            山口恵子さん
先日は大変いい時間を過ごさせて頂きありがとうございました。 Drカラオケさまのユニークな講演には時間も忘れ、聞かせて頂きました。そして、いつもながら美味しいお料理!紅葉もキレイで、本当に楽しかったです。また是非機会があれば、参加させてください。若者代表として。



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